コミュニケーションが苦手な人、必見!「雑談力」はこうして身につける
Key Question~別に○○じゃなくたって~、第6回は「雑談力」をテーマにお届けしていきます!
雑談って、簡単そうに見えて実はとっても難しいですよね。私は昔から雑談が苦手で、何を話せばいいのか、いつもネタに困ってしまいます。そこで今回は、雑談力にとっても優れている女性・EMAさんをゲストに迎えました!
EMAさんは、PR、広告、プロモーションのお仕事をされている私の元上司です。
雑談の大切さや、雑談力の身につけ方をインタビューしました。雑談が苦手な方、話のネタに困ってしまう方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
恋愛と芸能ネタ以外で話せるように
(以下、EMAさん談)
仕事上、クライアントを接待する機会があるのですが、後輩たちが雑談話をできていないのをよく目にします。せっかくの機会なのに、芸能人の話をして、それが尽きたら自分の恋愛ネタでなんとか場を持たせる、みたいな。すごくもったいないなって思います。
そういう後輩たちには、「恋愛と芸能以外で、話ができるようになりなさい」と教えています。
新聞は知識の宝庫
そのためには、「知識」が必要。私は就職してから、知識の大切さに気づいたきっかけがありました。某大手広告代理店で働いていたときのこと。ある日局長に、新聞を何十部もコピーをして、ホッチキス止めをするように頼まれたんですが、その新聞記事に夢中になってしまって……。仕事そっちの気で読みふけってしまったんです。
気がついたら、なんと局長がホッチキス止めをしてくれていて!すぐに謝罪すると、局長がこんなこと言ってくれたんです。
「新聞は知識の宝庫です。それをむさぼり読んでいるような人には、僕は怒りません。」
有難かったですね。そこで「知識は得て損はないんだな」って思えました。
学生時代の興味がネタに
もともと実家は読売新聞と朝日新聞を半年ごとに取っていたし、常に週刊誌も転がっていました。子供のころから、それらを読むのが好きでしたね。他にも、学生時代に興味を持ったことが雑談のネタになっていることもあります。
例えば、中学3年生のときに読んだ歴史小説『燃えよ剣』(著:司馬遼太郎)。修学旅行が会津だったんですが、行く前に担任の先生から、強制的に読まされて(苦笑)でもそれが、とっても面白かったんです!すっかり新選組にハマりましたね。
それから、中学、高校時代に興味を持った“洋楽”もためになっています。バンドの名前を出すだけで、今でも海外の人とも盛り上がれる!英語の知識よりも、役に立ってるなって思います。
自然に興味を持ったことが雑談のネタにもなっていくので、まずは何か興味を持つことが大事ですね。
アンテナと引出し
興味を持つ対象は、なんでもいいと思います。新聞はもちろん、映画でも小説でも、海外ドラマだっていい!でも、ただ見るんじゃなくて“アンテナ”と“引出し”が大切だと思います。
たとえば、私は海外のサスペンスドラマも好きなんですが、ただ謎解きストーリーを追うんじゃない。街の風景、食べているもの、家での習慣など、海外の文化もチェックしながら観ています。そうやっていろんなことにアンテナを立てて、拾ったものを自分の引き出しにしまっておく。これが知識になっていくんです。
ただし、ニュースを読むときは要注意。手軽に読めるWEBのキュレートされたニュースは、おすすめできません。自分の興味がある記事が、自然とピックアップされて表示されてしまうので、知識が広がらないんですよね。
そういう意味では、やはり印刷された新聞がおすすめです。
雑談9割 仕事1割
雑談は、仕事にも大いに役立ちます。私は大切なPRの場面でも、雑談9割、仕事の話が1割くらい(笑)
でも、それでいいんです!
真面目に商品を売り込むよりも、相手に自分を覚えてもらえるから。まずは自分を売り込んで、そこから商品に興味を持ってもらうことが大切だと思います。
別にあなたのやり方でいい
今回、私がみなさんに投げかけたいKey Questionは
「いま、何の本を読みたいですか?」です。
本と言いましたが、映画でも小説でも海外ドラマでもOK。いつか知識となり雑談のネタとなる“興味”を大切にしてください。
別に○○じゃなくたっては、
「別にあなたのやりかたを見つければいいんじゃない」です。
何だって型にはまる必要はないでしょう。私のように、雑談9割、仕事の話1割で進めるやり方だってあるんです。
あなたがこれだと思うやり方で、ぜひ進めてみてください。
聞き方が分からない?
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