仕事も趣味もフルスロットル!40代バリキャリ女子の本音トーク
今回ゲストにお迎えしているのは上場企業で広報責任者として活躍するロコさんです。
ずっと広報をやって来られたのですか?
広報をやりはじめたのはまだ半年位。
その前までは前職で22年間くらい営業をやり続けてましたね。
40代半ばに差し掛かるところでジョブチェンジを考えてみようと。
どちらかというと提案をする側だったので提案を受ける側だったり広報やってみたいな、
っていう憧れがずっとあって、いつかやりたいいつかやりたい!って。
20年以上のキャリアからのジョブチェンジは怖くなかったか?
私、子供が一人いるんですけどなかなか環境変えるのって不安もあった。
お給料面でどうかなとか、新しい会社の人とのコミュケーションどうかなとか心配はあるものの、
この先の人生自分の人生も作ってかなきゃいけない時期に入ってくるんで、色々考えた中で
子供はどんどん大きくなっていくし、自分自身も楽しい人生でいたいのでもう20年やったし、いい所かなって。
別に○○じゃなくたって
私からのこのフレーズは
“別に人からどう見られたっていい。優れた人でなくていい。優しい人でありたい“です。
年代別で話すと…
’人よりちょっと多く’の20代
世の中まだ分かってないことが多いので、色々勉強の時期。
人よりちょっとだけ多く、それもスピーディーに仕事する事とかを気にしていました。
例えば、人が10件企画を出すなら15本出そうとか。人よりもちょっと努力しようみたいな。そういうのがまだできる年代かなって。
営業先の方は年上の方多いから、その方たちと飲むときとかに会話を合わせなきゃいけないんで、まずその方々の年代に合わせたカラオケを歌えるようにするとか。
あと、当時は麻雀っていうのがあって、おじちゃん達、麻雀をやってて。だから教室に行きました。
あと、始めたのはゴルフですかね。
一緒にお付き合いするんじゃないけどやっているって事が話題になってかわいがっていただけるので。そういうのは普通にやっていましたね。
ペース配分しながら進む 30代
30才で実は子供が生まれたんですね。
で、37歳で離婚するんですけど。
30代は子供に時間を取られるので、なかなか自分がやりたいことができないですよね。
だけど育児って終わるから。終わりが必ずあるので、まずは子供のために。
ただ、
自分の人生を止めるのではなく、進み続ける。
ゆっくりでもいいから会社も辞めずに進め続けるっていうのをすごい頑張りましたね。
– 育児と仕事の両立で葛藤や苦しみはありましたか?
ありましたよ。
今までできてた仕事がお前できないじゃん!みたいな。
で、その時に
“あ、できなくっていいや”とか
“変なプライド自分持ってたな”とか
“こうじゃなくちゃならないみたいに思い込んでたなあ“というのがあって。
“まあいいや。誰からどう思われようと”って吹っ切れちゃったのがこれくらいの時期。
それでも、あきらめないで自分のスキルアップとか企画力は磨き続けてましたね。
‐ 育児と仕事の両立でフラストレーションを溜めている人にアドバイスをするなら?
そういう自分も許してあげる。愛してあげるってとこかな。
苦しいことって、乗り越えると必ず自分に良いことになって返ってくるから。
諦めないで、腐らずに、むしろ笑顔で乗り切ってやる!ぐらいの感じで。
興味を増やす 40代
今はですね、子供が中学入ったんで手がだいぶ離れてきて。中高一貫校入れちゃったので。
色々めんどくさいなと思って、入れちゃえ!みたいな。大変じゃないですか。親も寄り添わなきゃならないんで。
これは行ってもらわなきゃいけない!と思って小学校で勉強させました。
前職も上場会社だったんですけど、執行役員をやってたので、部下が最大約150人ぐらいいたんですね。人の育成みたいなことを集中的に営業をやりながらやってましたね。
今って人生100歳時代って言われてるから、どんどんやれることとか興味を増やさなきゃいけない中でワインが好きになってきたんでワインの資格を取りましたね。
大学受験かと思うぐらい大変だったんですけどそれも何年もかけられないから、短気で取る!って決めて、朝5時ぐらいから勉強して土日も娘と一緒にカフェで。娘は宿題とか受験勉強してて、私はワインの勉強して。
結婚・離婚について
結婚は30歳。子供も30で産んでいて。いわゆるデキ婚なんですけど。
なんで籍入れちゃったのかな?と思うぐらい、籍を入れない選択肢もあったなと。
結婚しなければならない!と思い込んでた。
子供が出来るってことは結婚しなくちゃいけないみたいな。
そうじゃない人いっぱいいるじゃないですか、国際的に見ても。
要は、自分が自分自身をちゃんと支えられることができれば、環境とか安定的な収入さえあれば
その選択肢は出来る。
実際はどのような感じだったのでしょうか?
子供が5歳半ぐらいになった時に、あと半年で小学校だなあと思って。
恥ずかしいじゃないですか、苗字が変わったりとかって。
それを避けたかったんですね。
あと6年こいつといるのか…と思って。
いや・・・ちょっと無理だな、と。6年この人とこの生活して、その後中学じゃん?もう、これはちょっと一大決心だなと思って家出した。…というか、荷物を少しずつ実家に送ったんです。1ケースずつとか。少しずつ減らすんです(笑)
最後に荷物をドンと送った時に、親は、この量は来るなって思ったらしい(笑)
実際に離婚されていかがですか?
やっぱりぶつかるじゃないですか他人同士なのでね。
昔の人は我慢して子供のために!とかって言って一緒にがんばるんだけど、選択肢が多いに越した事はないですね。私は離婚して良かったかなと思ってる。
離婚を止めるのは、やっぱりに手に職がない方。
職業に就かれてない方は生活のことをしっかり考えて、子供を食べさせていけるかとか、養育費をアテにすると、払われないこともあるんで、しっかり書面化しておくとか。
そこをちゃんとやってから別れないと、本当にきついシングルマザー生活になっちゃうんで。
もしそれが出来ない場合は、離婚しない方がいいですね。生活のためにですよ、それは。
国の補助もあるので、どうしてもの場合は、相談に行って援助を受けるのが良いと思います。家賃補助もあったりとか、交通費とか色んなものをもらえるらしいんですよ。
企業の役員ってどんなことするんですか?
現場に出てましたよ!すごい大手じゃないので。上場はしてましたけど。
前線に出て自分が一番汗かくっていうのは基本のスタイルでやってましたね。あとは数字の売上管理だったりとかも当然やりますし、部下のモチベーション管理とかも。それもやっぱり定時の時間内でやるように心がけてましたね。
期待されている以上を返す!時間以内にやってやる!という精神はどこがルーツ?
それは欲ですよ。欲。
期待以上のものを返したらまたギブが来る。
それは給料上げたいから、というモチベーションとか。遊びたいというのは、自分のストレス発散の場だったりとか。自分のやりたい事を叶えたあげてるっていう。
私なんてどうせみたいな気持ちになる時ってどうしたら良い?
自分自身を応援してあげるって事ですかね。自分の将来を作れるの自分しかいないから。
そういう自分を大事にしてあげないと、絶対 その先中途半端に自分に返ってきちゃうんで。
例えば、今の私だったら、50歳の自分とか55歳の自分がすごい気持ちよく過ごしていられる様に
今、何をしてあげたらいいんだろうとかっていう感じかな。
100歳まで一応考えるんですけど、そうすると70歳まで働かなきゃいけないんだとか。
そうすると、やっぱり転職するとかジョブチェンジっていうのは一つのキーで。スキルアップのチェンジポイントだと思う。
ちょこちょこ変えるのはどうかと思うんですけど、一つの事を10年とか最低でも5年とかはやらないと分かんない事ってすごく多いんで。その上で次に行くっていうのはすごくいい。しかも給料アップさせて次に行くっていうのって理想じゃないですか。
自分の給料より下に行くのはナンセンスだし、出来てることと同じことをやるのもあんまり意味なくて。絶対違うことやった方がいいですよね。
優しさはテクニック
優れてるっていうのは、すごい優秀とか、成績が残せるとか結果が出せるとか色々あると思うんだけど、優しいってすごい難しくて。厳しさの中で優しく見守れるっていうのってテクニックだなって思うですよ。
我慢できるって事じゃないですか優しくするって。自分をしっかり制御できて。
部下が何かやった時もコラー!ってやるのは簡単ですけどそんな事やっても何にもならないので、
どういう風にして見守ってあげるか、援護してあげられるかというのが一つの懐の大きさだと思っていて、これがなかなかのテーマですよね。
部下の育成で気を付けていることは?
気をつけてあげてたのは私がヒントを上げたかもしれないけどまるでその人が、一から十までやったかのように演出してあげるって事。そうすると彼らはそれを自信とするので自分がやった!っていう功績になるじゃないですか。
それを出しゃばって「いや、あれは私がね」って言っちゃうと全然成長しなくなっちゃうので、そこを上手く、まるで自分がやったかのように演出してあげるっていうのはやってます。
手を焼く部下にはどうしてますか?
手を焼くっていうのは、自分のキャパの低さというところもあると思うので、何でその人の事が
そういう風に見えるのかなとか、そこで一旦自問自答して自分もやっぱり振り返った方がいいですよね。なぜコントロールできないんだろうとか、うまくいかない理由があるはずなので。
自分に落ち度がなかったかとか、自分がもうちょっと変わることでこの人が良くなるんじゃないか
みたいな視点を一個持つとうまく行くかもしれないですよね。
キークエスチョンは?
完璧でなくたっていい。そのプライド捨てちゃえば?です。
かっこいい自分とか
こう見られたいとか
こういうはずだ!とか
こうじゃなければならないみたいな。
30歳で結婚しなければならないとかあるじゃないですか。周りはこうなのに、とか。
そういうのはプライドとか欲に近しいので考えなくしちゃう。一般論としてあるような事から別に外れたっていいよね。っていう。
’プライド’という言い方をしましたけど、世の中からどう見られてるとか、親からも言われるだろうし。何にせよ、そういうの捨てちゃえば?
そうすると意外とどこからか、吉がやってきたりとかね。
周囲の声が気にならないためのコツはありますか?
元首相の小泉さんがおっしゃっていた“鈍感力”。
わざと聞こえないふりをするとか、気がつかなかったふりをして生きるってすごい大事で。なんか文句言った!とか悪口言われた!という時も「聞こえない」って。
自分にとってマイナス要素を引き起こすような事って、見なかったことにするとか聞こえなかったことにして蓋をするっていうのは結構大事な作業だと思うんですよね。後ろ向きになっちゃうキーワードを頭ん中に残さないっていう。
朝どんな気持ちで家を出れるかってすごく大事なので、フリでもいいんで今日一日良い気持ちと思って家を出る!
大事なのは、【鈍感力】と【朝どれだけ前向きな気持ちで家を出れるか】ですね。